レン障さんとは?障がい者手帳の利用でTwitter炎上

『レン障さん』がSNS上で炎上する騒ぎがありました。

Twitter上でご自身をレンタル(無料依頼)をしていましたが、

障がい者手帳によって依頼者も半額で美術館などを利用する‥ってどうなの?

という制度の利用の仕方に疑問を持った人が多かったためです。

そこで今回は、レン障さん側の意見がある動画や障がい者手帳の紹介、割引制度についてご紹介します。

 

レン障さんとは?

レン障さんとは、Twitterの『レンタル障がい者(@100yen_knit)』(=以下:レン障さん)で活動している方です。

過去に『レンタルなんもしない人 』のTwitter垢が有名でドラマにまでなりましたが、Twitterのプロフィールの内容は近いと感じました。

両社ともに交通費と食事代を出せば、一緒に時間を共有してもらえます。

また、その他の依頼料は

・レン障さん…0円
・レンタルなんもしない人…1万円

となっており、レン障さんの依頼料は無料で対応してもらえます。

レン障さんとは‥どんな人?(顔出し)

レン障さんは乙武さんYouTubeチャンネルに出演していて、今回のTwitter炎上について語っています。

動画収録時のレン障さんは21歳で、特別言葉につまることなくきちんと受け答えされている印象でした。

Twitterでレン障さんとして活動を始めたきっかけは、『多くの人と知り合いたかったから』と言われています。

Twitterの炎上効果もあってかレンタル依頼が増え、YouTuberや同じ障がい者手帳を持つ方からも依頼があったそうです。

レン障さんが炎上した経緯

レン障さんのTwitterアカウント立ち上げ当初は、しばらくは反応が少なかったようです。

ですが、

『障がい者手帳による美術館や博物館などの割引が使える』制度を利用して、レン障さんの付き添いの人も半額利用ができる

ことの利用することで

『これって不正利用じゃないの?』

と不公平感を感じる方が多く、SNSでは炎上騒ぎになったようです。

 

また、発達障害は外見では障害の程度がわからないため、

『見た目は元気そうなのに…』

という意見もSNS上でのコメントが見られました。

外見では障害の程度が周囲に理解されづらいので、余計に批判的な意見が出たのかもしれません。

ちなみにYouTubeで共演された乙武さんは、動画内ではレン障さんを支持する発言をされていました。

障がい者手帳について

詳しい話は専門家にお譲りして簡単に説明すると、障がい者手帳は 身体障害者手帳療育手帳精神障害者保健福祉手帳 の総称です。

身体や精神などに障害を抱える方が専門医の診断のもと、申請をして認可が下りれば手帳を取得できます。

レン障さんが動画で語られていた『ADHD(発達障害)』は【精神障害者保健福祉手帳】に当たります。

障害者手帳は、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の3種の手帳を総称した一般的な呼称です。

制度の根拠となる法律等はそれぞれ異なりますが、いずれの手帳をお持ちの場合でも、障害者総合支援法の対象となり、様々な支援策が講じられています。

引用:厚生労働省 障害者手帳について

また、障がい者手帳は障がいの程度(重さ)によって階級があり、1級(重い)~4級(軽度)などに分かれていますが、都道府県によって表記方法が変わる場合があります。

障がい者手帳の割引対象

一般的に障がい者手帳を提示すると、施設利用料金が割引になることが多いです。

手帳の等級によって割引の対象や割引率が変わる場合がありますが、代表的な障がい者手帳の割引対象についご紹介します。

美術館 / 博物館 / 電車運賃 / 航空機運賃 / その他交通機関運賃 など‥

また、各自治体によって障がい者手帳の割引対象は変わります。

気になる方はお住いの自治体で調べてみてください。

レン障さんとは?障がい者手帳の利用でTwitter炎上【まとめ】

レン障さんのTwitter炎上についてのまとめでした。

結果的にTwitterで炎上してしまいましたが、レン障さんとしては依頼が増えてよかったと言われていました。

ご本人としては不正利用で利用する目的がなかったからでしょう。

また、障がい者雇用を専門に扱う『dodaチャレンジ』によると、採用初年度の半数は年収300万円以下からのスタートということです。

不公平感を抱いてしまう気持ちも分かりますが、薬が手放せない生活を送られている方も多いです。

障がい者特有の年収の低さや薬の習慣化などのつらさもあるので、お互い理解し合えるといいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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