錦帯橋の桜のライトアップがキレイ!過去には2度流された

こんにちは!
今回は山口県東部・岩国市の観光名所として有名な、『錦帯橋』についてご紹介させていただきます。
よく広島県と間違えやすいのですが、所在地は山口県になります。
錦帯橋の通行料は310円(往復)で、橋の入り口に小さな小屋があり『環境保全料(通行料)』を支払う場所があります。
夜間なども含めて24時間通行可能ですが、夜10時以降はライトアップが消灯されて足元が暗いのでご注意ください。
独特のアーチ状の橋で多くの観光客でにぎわいますが、過去には流されたこともあり、建て替えられたのが現存する錦帯橋になります。
一時はコンクリートでの建造が持ち上がった経緯もあるなど、苦労話や歴史を知れば観光がより楽しめます。
そんな錦帯橋について、まずは歴史から振り返っていきます!
錦帯橋は何度も流されてる?
山口県岩国市にある錦川にかかる錦帯橋は、5連続のアーチ型が美しく日本三名橋としても有名です。
錦川の歩道から川沿いまで下りることができ、下から錦帯橋を見上げることより壮大なスケール感を味わえます。
アーチ形になったのは、『流されない橋』を求めた結果でした。
錦川の洪水によって2度流された過去があるのですが、流出した経緯について簡単にご説明します。
1度目の流出
錦帯橋のかかる『錦川』は全幅が200mもあり、普段は水流も少なく穏やかなのですが、昔から洪水によって地域住民を悩ませてきました。
そこで『流されない橋』を目指してつくられたのが錦帯橋ですが、実は何度も流出(水流によって橋が壊れてしまう)の苦い経験があります。
1番最初に『流されない橋』として完成したのが1673年ですが、洪水によって流出してしまいます。
その後改良を加えて再建されたものが、270年以上流されずに保ち続けました。
2度目の流出
ですが1950年の『キジア台風』によって、無残にも錦帯橋は流されてしまいます。
再建を検討する中でコンクリートの橋で建造することも可能でしたが、市民の要望により現在まで続く木造の錦帯橋が再建されました。
また釘を1本も使わずに建造されてることでも有名で、実際に見るとキレイなアーチ状を描いており、技術力の高さがうかがえます。
鉄筋やコンクリートで橋を架けるともっと簡単なのでしょうが、現地を訪れると『本当に木造』で、約200mの長い距離に橋が架かっていることに驚くことでしょう。
錦帯橋の季節ごとの楽しみ方
春:錦帯橋の桜の花見
春になると錦帯橋沿い一面に桜が咲いて花見が楽しめます。
日本さくら名所100選に選ばれており、花見シーズンには出店も並びます。
時間に余裕のある方は、遊覧船に乗りながらゆっくり桜の花見をするもできます。
昼間の花見もキレイですが、個人的には夜桜がおすすめです。
街頭にライトアップする中にピンクの桜が浮かび上がり、幻想的な景色が川沿いに続きます。
週末の花見時期には、夜であっても人でごった返す程人気の花見スポットです。
夏:錦帯橋のう飼・花火
錦帯橋の夏の風物詩として、鵜飼い(うかい)が有名です。
夜間に松明の明かりに照らされながら、川の鮎をとる昔から続く漁の方法です。
間近で繰り広げられる鵜飼い漁は、夏の記憶に残ることでしょう。
また、夏になると花火大会(錦川水の祭典)が開催されます。
昨年はオリンピック開催や自粛ムードのため、時期の変更などがありました。
最新の情報は岩国市観光協会のHPなどでご確認ください。
秋:遊覧船
秋になると錦川を流れる遊覧船で川下りしながら、もみじなど山々の紅葉をゆっくり味わえます。
紅葉スポットである紅葉谷公園や城山などの色づきを堪能できます。
のどかな景色を見ながら、ゆったりとした時間の流れを楽しめます。
近くの観光スポット
岩国城
錦帯橋周辺に近づくと目にとまるのが、山の上にそびえる『岩国城』です。
ふもとから見上げるほど山のいただきにあり、「昔の人はどうやって建てたんだろう‥」と思わず考えてします。
現在残る岩国城は昭和になって再建されたものですが、ロープウェイで城下まで登ることが可能です。
岩国城の入場料は270円ですが、別途ロープウェイの料金(560円:往復)がかかります。
錦帯橋に来て岩国城まで観光したい場合は、
【錦帯橋+ロープウェイ+岩国城】を全て利用できる『セット券』(970円:往復)の利用がお得です。
吉香公園
岩国市で錦帯橋に並んで桜の名所として人気なのが、『吉香公園(きっこうこうえん)』です。
こちらも日本さくら名所100選に選ばれていて、お花見シーズンには訪れたいスポットの一つです。
桜の外にも梅、花ショウブ、アジサイなど多くの植物が植えられています。
手入れの行き届いた園内は『日本の歴史公園100選』にも選ばれました。
岩国の白ヘビ
岩国市には昔から白蛇(ヘビ)が生息しており、天然記念物に指定されています。
現在では『岩国シロヘビの館』で生きた白ヘビを鑑賞できます。
真っ白な体に真っ赤な目が珍しい『白ヘビ』ですが、性格はおっとりして大人しいそうです。
神々しい姿から、金運アップのご利益があると言われています。
【錦帯橋:周辺地図】
まとめ

山口県東部の錦帯橋と、周辺のおすすめ観光スポットをご紹介させていただきました。
錦帯橋は実際に行ってみると本当に木造づくりですし、歴史背景を踏まえた上で行くと感動もひとしおです。
近くに高速道路の下り口がありますし、岩国錦帯橋空港も利用できるので遠方からのアクセスも良好です。
気になった方はぜひ一度訪問してみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
また別の記事でお会いしましょう!