松陰神社とは?萩市の松に出迎えられ維新の学びに触れる

こんにちは!
東京にも松陰神社がありますが、今回は山口県萩市にある『松陰神社』についてご紹介させていただきます。
山口県にある松陰神社は、1907(明治40)年に建てられた歴史のある神社です。
現代にも強く影響を及ぼすと言われている『吉田松陰』をまつっています。
いつ行っても神社周辺も含めて、落ち葉や雑草などの手入れがキレイに行き届いており身が引き締まる思いになります。
観光地ながら入場は無料となっているので、気軽に当時の歴史に触れることができます。
それではさっそく見ていきましょう!
吉田松陰がまつられる萩市の松陰神社
山口県の観光スポットとして、歴史好きさんに人気なのが、県北部の萩市にある【松陰神社】です。
吉田松陰をまつる当神社は、近くに高速道路の下り口がないなど少し訪問しづらい場所ですが、GWなど連休には広い駐車場がいっぱいになるほど人気の観光スポットです。
吉田松陰はNHKの大河ドラマなどで取り上げられることも多く、放送があり注目された後はさらに観光客が集まります。
個人的には大河ドラマの中でも、
・『龍馬伝』の生瀬勝久さんが演じた生々しい演技
・『花燃ゆ』で伊勢谷友介さんのカッコイイ吉田松陰像
が印象に残っています。
訪れる際は一般車は50台ほど停まれる駐車場がいくつかあり、一般車は無料で駐車することが可能です。
松陰神社を進むと
神社正面を向いている鳥居をくぐると、左右に松の木に挟まれた石畳風の歩道を奥に進んでいきます。
まっすぐ奥に進んでいくと、左手側にあらわれる小ぶりな日本家屋が『松下村塾』になります。
訪問してみた印象としては、立派な松の木がたくさんそびえる中に、ひっそりと松下村塾や当時の日本家屋が残っている印象でした。
改修をしながらも現代まで松下村塾などはそのまま維持されており、ユネスコの世界文化遺産として登録されています。
また観光の名所以外にも使われていて、希望者には松陰神社での『神前結婚式』も可能で、価格も財布に優しいと感じました。
世界遺産のある神社で結婚式を挙げることができたら、記憶に残りそうですね。
松下村塾の印象
個人的な感想としては、当時と今を比べて日本人の平均身長が違う影響もあるでしょうが、『建築物の屋根や天井が意外に低いな‥』と感じました。
室内は合計で18畳ほどしかなく、『この狭い中で偉人を生み出す講義が行われていたのか‥』と感慨深いものがありました。
派手さを好まず勉学にまい進した、吉田松陰の息吹が聞こえてきそうです。
松下村塾は日中は解放されており、座敷に上がることはできませんが、当時を再現した室内を見ることができます。
また、松下村塾で学んだ過去の偉人の写真も飾られていて、雨の日でも室内を鑑賞することができます。
室内の印象としては、無駄なものがなく質素ながらも整然としていると感じました。
また吉田松陰が幽閉された場所も残されており、
『あ!ドラマで見たシーンと同じ!!』
と思わず声が出そうなほど、過去に見た場面がフラッシュバックしてきました。
吉田松陰のすごさ!与えた影響や門下生
吉田松陰がひらいた松下村塾には、その後の日本で活躍した志士が多く集まりました。
松下村塾の塾生としては、
高杉晋作に久坂玄瑞、桂小五郎(木戸孝允)など歴史的有名人から、
伊藤博文や山県有朋という日本のトップと言える『内閣総理大臣』など‥
現代では誰もが知る偉人が、松下村塾の門下生として吉田松陰のもとで学び後に活躍しました。
吉田松陰の知恵に触れる
吉田松陰は『投獄されても自分が正しいと思ったことは決して曲げない』という意志の強さを示すエピソードが残っています。
情報に溢れる現代はつい情報に流されがちですが、吉田松陰のように『自分なりの考えの軸や強い意志』は今の時代に求められているのかもしれません。
吉田松陰語録はいくつか残っていますが、現代見るとハッとさせられる方も多いでしょう。
目先の苦楽に惑わされずに、長い目で目標設定をして行動を続ける…。
難しいですが、そんな吉田松陰の考えと行動に少しでも近づきたいものです。
仕事やプライベートで上手くいかないことがあるなら、落ち着いた松陰神社に訪れてみてはいかがでしょうか。
松陰神社へのアクセス
近くに高速道路の下り口や空港、新幹線などがないため、どうしても遠方の方は訪問が難しくなります。
そのため、大型連休を利用して観光される方が多いのでしょう。
高速道路の美祢東ジャンクション下車から約40分が最も速く、新幹線や飛行機で向かう場合でも、その後1時間ほど車で一般道を走る必要があります。
普段運転する機会がなかったり運転が苦手な方は、バスツアーの『山口県の観光スポット巡り』として松陰神社が組み込まれているプランがおすすめです。
山陰地方や山口県西部を巡ったり、温泉地を選べるツアーなどがあります。
【松陰神社:周辺地図】
まとめ

吉田松陰の半生を振り返ると、自らをかえりみず行動した多くの偉人の上に今の自分がいると考えさせられます。
仕事や学校で迷った時、つまづいた時には過去の偉人に触れると、新しい発見や気付きがあるかもしれません。
松陰神社には博物館として『宝物殿至誠館』もあるので、気になった方は一緒に訪問してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また別の記事でお会いしましょう!