村田諒太の現在・2023年引退!苦しい胸の内と半生がスゴい!

2023年3月28日に、村田諒太さんのプロボクサー引退会見が開かれました。

引退の理由としては、

『ボクサーとしてこれ以上のものが見つからなかった』
『欲を出せばまだ稼げたんだろうけど、そこに執着をしたくない』

というものでした。

また、プロ時代に所属した帝拳ジムやスポンサー、家族など周囲に対する感謝の言葉で溢れていて、改めて誠実な方だという印象が強くなりました。

日本人として初となる、金メダリスト&ボクサー世界王者という2つの頂点に立った村田さん。

『ボクサーとしてこれ以上のものが見つからなかった』

という言葉に、一言では言い表せない重みを感じました。

 

会見で気になる今後については、

『自分が得たものをどうやって皆様に還元するか』と語られていました。

明確な活動については語られませんでしたが、村田さんのなかではこれまで葛藤があったようです。

そんな村田さんの苦しい胸の内をつづった動画や激動の半生についてご紹介します。

 

村田諒太の現在|対談①:魔裟斗×村田諒太×武蔵

村田諒太さんはプライベートでは、東洋大学に勤務していた4歳年上の女性と結婚、男女二人のお子さんがいます。

また、YouTubeチャンネル『村田諒太channel VILLAGE FIELD』では独自のボクシング論を解説しています。

下の動画では、気になる引退後の生活など対談をしています。

村田さん自身の仕事に対する考えは、

『以前勤めていた大学に40年間務めるものだと最初は思っていた』

と、現在の生活とのギャップがある発言がありました。

村田諒太の現在|対談②:大愚和尚

また、YouTubeでお悩み相談をしている大愚和尚にも、コラボ企画の中で人生相談をされていました。

動画の中での発言で、

『テレビなどで露出が増えるほど、これでいいのか?という葛藤が自分の中にある』

という、苦しい胸の内を相談されていたのが印象的でした。

 

上記二つの動画のコメントを並べてみると、

以前勤めていた大学に40年間務めるものだと最初は思っていた
テレビなどで露出が増えるほど、これでいいのか?という葛藤が自分の中にある

これらの発言が、今後、村田さんが進まれる方向性となるかもしれません。

 

ここからは村田さんのこれまでの経歴を見ていきます。

努力家で有名な村田さんがどんなにスゴい選手だったのか、半生を振り返ります。

村田諒太の半生がスゴイ!①:幼少期の金髪時代

3人兄弟の末っ子だった村田さんですが、幼少期は両親の不仲により、ケンカを繰り返したり金髪で登校するなど荒れていた時期がありました。

そんな中学生の頃に出会ったのがボクシングです。

ですが、当時は現在のパワーファイター風ではなく、元々陸上をしていたためかスピードファイターの要素が強かったようです。

南京都高等学校に進学の後もボクシングを続けていましたが、現在イメージのある連戦連勝のボクサーではありませんでした。

その後、東洋大学経営学部経営学科に進学してボクシング部に入部しました。

村田諒太の半生がスゴイ!②:オリンピック金メダリストへ

その後なかなか勝てない日が続き、一度ボクシングを辞めて2008年に東洋大学に教員として就職してボクシング部のコーチを受け持っています。

しかし1年半後に東洋大学ボクシング部の不祥事があり、再びリングに上がることを決意しました。

アマチュア選手としてアジア大会、世界大戦に出場した後、2012年にロンドンオリンピックに出場。『日本人には体系的に不利』と言われるミドル級でしたが、見事金メダルを獲得しました。

輝かしい実績で一躍注目された村田さんですが、プロ転向をめぐってトラブルに巻き込まれて、当時の日本アマチュアボクシング連盟(現:ボクシング連盟)より、アマチュアボクシングからの引退勧告を受けます。

そんな迷っていた村田さんは、小さい頃の夢が『オリンピックで金メダルを取ってプロ転向してラスベガスで試合をする』を思い出し、三迫ボクシングジムに移籍します。

村田諒太の半生がスゴイ!③:プロ転向

アマチュア時代は金メダルを獲得した程の選手でしたが、プロテストを受けるという、まさに一からのスタートでした。

連戦連勝を重ねる村田さんでしたが、2017年5月に当時のWBA世界ミドル級1位のヌシカム選手に判定で敗北、プロ選手転向後の初の黒星となりました。

ですが、5か月後に再戦、7回終了TKO勝ちで見事借りを返しました。

快進撃を続ける村田さんは2018年10月に念願のラスベガスで、WBA世界ミドル級3位のロブ・ブラント選手と対戦するものの判定負けして王座を失ってしまいます。

しかし翌2019年7月にロブ・ブラント選手と再戦、2回TKOで見事王座に返り咲きます。

その後、アルバレス選手、ゴロフキン選手などと死闘を繰り広げました。

中でも最後の試合となったゴロフキン選手との試合は、両者のファイトマネーの合計が「日本ボクシング史上最高額」だということで、いかに注目された試合だったかわかります。

村田諒太の現在|まとめ

ボクシングの元WBA世界王者、村田諒太選手が2023年3月28日に引退会見を発表、今後の動向が注目されます。

ロンドンオリンピックで金メダルを獲得した後、プロボクサーへ転向して世界王者まで上り詰めたのは日本初で、世界的に見ても珍しいのではないでしょうか。

甘いマスクと誠実さが好印象で、しかも相当な努力家の村田諒太さん。

その証拠に、負けた相手に再戦して見事勝利する試合が多かったです。

リングを降りても幅広い活動をされることを期待しています!

最後までお読みいただきありがとうございました。